1996年エクリプス賞、Horse of the Year(年度代表馬)、Cigar(シガー)

Cigar(シガー) 6才牡馬

馬主:Allen E.Paulson
調教師:Alex L.Hassinger Jr.→William I.Mott
生産者:Allen E.Paulson
父:Palace Music(パレスミュージック) 母:Soler Slew(Seattle Slew)
Cigar(シガー)の1996年の成績
10月26日 Breeders’ Cup Classic-G1 ウッドバイン 3着 J Bailey
10月5日 Jockey Club Gold Cup-G1 ベルモント 2着 J Bailey
9月14日 Woodward-G1 ベルモント 1着 J Bailey
8月10日 Pacific Classic-G1 デルマー 2着 J Bailey
7月13日 Citation Challenge アーリントン 1着 J Bailey
6月1日 Massachusetts Handicap サフォークダウンズ 1着 J Bailey
3月27日 Dubai World Cup-G1 ナドアルシバ 1着 J Bailey
2月10日 Donn Handicap-G1 ガルフストリーム 1着 J Bailey

1996年のエクリプス賞、年度代表馬は6歳牡馬のCigar(シガー)が292票中267票を獲得して選出されました。この年シガーは初開催のドバイワードカップを制し、1950年にサイテーションが達成した16連勝までも達成しました。残念ながらパシフィッククラシックで負けてしまい前人未到の17連勝はなりませんでしたが、シガーが1996年の年度代表馬に当然のごとく選出されました。尚、このサイテーションとシガーの16連勝は2010年に19連勝を達成したゼニヤッタによって破られることになります。

1996年、前年を無敗で終えたシガーはドンHから始動し、いつものように直線入り口で早め先頭に立ちそのまま余裕をもって押し切り勝利します。その後、初開催のドバイワールドカップに向かい連勝中の最大のピンチになりますが抜群の根性を見せて連勝記録を伸ばします。帰国後は59キロを背負いながらもマサチューセッツHを危なげなく勝利して連勝を15に伸ばし、16連勝目はシガーのためにサイテーションチャレンジというレースがアーリントンパークで開催されました。当レースでも全くの危なげないレースぶりで1950年にサイテーションが記録した16連勝に並びます。

いよいよサイテーションの記録が破られると誰もが期待されましたが、続くパシフィッククラシックで、猛ラップにも関わらず早め先頭に立ってしまい、バテバテになったところをデアーアンドゴーに差されて3 1/2馬身差で完敗してしまいます。連勝記録が止まってしまいましたが、続くウッドワードSでは鬱憤を晴らすように4馬身差で圧勝します。その後ジョッキークラブ金杯に向かいますが、後に年度代表馬になる3歳馬のスキップアウエイに頭差で負けてしまい、その後のBCクラシックでも頭差の3着でアルファベットスープに惜敗していまいます。

シガーのレースぶりはスタート直後は3番手、4番手の好意を追走して半マイルを過ぎた辺りから徐々に進出し、直線手前では後続に2馬身ほどのセーフティーリードを取ってそのまま押し切るレースで連勝を伸ばしました。他馬との力の差が歴然で、直線での競り合いもほとんどなく全く危なげのないレースでつまらない感じもしますが、ドバイワールドカップで見せた凄まじい根性を見ると、例え同等の強い馬がいても同じように連勝していたのではないかと思われます。

Cigar(シガー)のレース
1996年 BCクラシック(G1) ウッドバイン 2000m
46.2   1:10.4   1:35.2   2:01.0
ベイヤー指数:115
1着:Alphabet Soup(アルファベットスープ) 2:01.0
2着:Louis Quatorze(ルイスカトルズ) ハナ差
3着:Cigar(シガー) 頭差

ゲートが開き、激しい先行争いになります。シガーはダッシュがつかずによいポジションを取れません。淡々とした流れでレースが流れ、半マイル辺りから、アルファベットスープ、ルイスカトルズ、シガーの3頭が並びながら進出してきます。直線で3頭の叩きあいになりますが、アルファベットスープが内のルイスカトラズ、外のシガーに抜かせずに1着でゴールします。

1996年 ジョッキークラブ金杯(G1) ベルモント 2000m
47.3   1:11.2   1:35.4   2:00.3
ベイヤー指数:115
1着:Skip Away(スキップアウエイ) 2:00.3
2着:Cigar(シガー) 頭差
3着:Louis Quatorze(ルイスカトルズ) 2馬身

ルイスカトラズが逃げ、直後にスキップアウエイ、そして4馬身ほど離れた3番手でシガーが追走します。3角すぎた辺りからシガーが進出してきます。直線で逃げねばるスキップアウエイと追いかけるシガーのマッチレースになりますが、最後はスッキプアウエイが頭差凌いで勝利します。解説者がクラシックレースのような大声で解説し、スキップアエイの騎手が勝利後に鞭を振り回すシーンなどからシガーに勝つことがどれほど価値のあることかがよく分かります。尚、スキップアウエイは三冠レースでの勝利がないのにも関わらず、この勝利によってエクリプス賞最優秀3歳牡馬に選ばれることになります。

1996年 ウッドワードS(G1) ベルモント 1800m
46.1   1:10.2   1:34.3   1:47.0
ベイヤー指数:116
1着:Cigar(シガー) 1:47.0
2着:L’Carriere(エルカリエレ) 4馬身
3着:Golden Larch(ゴールデンローチ) 1/2馬身
1996年 パシフッククラシック(G1) デルマー 2000m
45.4   1:09.1   1:33.3   1:59.4
ベイヤー指数:111
1着:Dare And Go(デアーアンドゴー) 1:59.4
2着:Cigar(シガー) 3 1/2馬身
3着:Siphon(サイフォン) 7馬身

半マイルが45.4のハイペースでレースが流れます。17連勝を狙うシガーは逃げた馬の直後につけますが、3角辺りで逃げた馬がバテはじめシガーが先頭に立ってしまいます。6ハロンのラップが1.09.1ですので、かなりのハイペースです。さすがのシガーでも直線でバテてしまい、デアーアンドゴーに差されてしまいます。

1996年 サイテーションチャレンジ アーリントンパーク 1800m
46.4   1:10.1   1:35.3   1:48.1
ベイヤー指数:117
1着:Cigar(シガー) 1:48.1
2着:Dramatic Gold(ダイナミックゴールド) 3 1/2馬身
3着:Eltish(エルティッシュ) クビ差
1996年 マサチューセッツH サフォークダウンズ 1800m
45.4   1:10.1   1:36.1   1:49.3
ベイヤー指数:112
1着:Cigar(シガー) 1:49.3
2着:Personal Merit(パーソナルメリット) 2 1/4馬身
3着:Prolanzier(プロランザー) 1/4
1996年 ドバイワールドC(G1) ナドアルシバ 2000m
ベイヤー指数:-
1着:Cigar(シガー) 2:03.4
2着:Soul Of The Matter(ソウルオボマター) 1/2馬身
3着:L’Carriere(エルカリエレ) 8馬身

シガーは4,5番手の好意を追走し、直線を向いて持ったまま先頭に立ちます。外から凄い勢いでソウルオブマターが並びかけてきますが、並びかけた瞬間、シガーが物凄い根性を見せて再加速します。結局最後までシガーが抜かせずに1着でゴールします。連勝中は余裕をもった勝ち方ばかりで根性があるのかないのかわかりませんでしたが、このレースで優れた競争能力だけではなく、並外れた根性の持ち主ということが証明されました。

1996年 DonnH(G1) ガルフストリーム 1800m
46.4   1:10.4   1:35.3   1:49.0
1着:Cigar(シガー) 1:490
2着:Wekiva Springs(ウェキヴァスプリングス) 2馬身
3着:Heavenly Prize(ヘヴンリープライズト) 4馬身

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