1995年エクリプス賞、Horse of the Year(年度代表馬)、Cigar(シガー)

Cigar(シガー) 5才牡馬

馬主:Allen E.Paulson
調教師:Alex L.Hassinger Jr.→William I.Mott
生産者:Allen E.Paulson
父:Palace Music(パレスミュージック) 母:Soler Slew(Seattle Slew)
Cigar(シガー)の1995年の成績
10月28日 Breeders’ Cup Classic-G1 ベルモント 1着 J Bailey
10月7日 Jockey Club Gold Cup-G1 ベルモント 1着 J Bailey
9月16日 Woodward-G1 ベルモント 1着 J Bailey
7月2日 Hollywood Gold Cup-G1 ハリウッド 1着 J Bailey
6月3日 Massachusetts Handicap サフォークダウンズ 1着 J Bailey
5月13日 Pimlico Special-G1 ピムリコ 1着 J Bailey
4月15日 Oaklawn Handicap-G1 オークローン 1着 J Bailey
3月5日 Gulfstream Park Hcp-G1 ガルフストリーム 1着 J Bailey
2月11日 Donn Handicap-G1 ガルフストリーム 1着 J Bailey
1月22日 allowance ガルフストリーム 1着 J Bailey

1995年のエクリプス賞、年度代表馬は5歳牡馬のCigar(シガー)が選出されました。306投票のうち304票がシガーに投票されていて、ほぼ満場一致で選出されたと言っても過言ではありません。この年シガーは10戦10勝、そのうちG1を8勝というすさまじい成績を残し、しかも全てのレースが全く危なげのない勝利という信じられないような強さを発揮しました。この年は3歳馬のサンダーガルチもケンタッキーダービー、ベルモントステークス、トラヴァーズステークス制覇とそれなりに活躍したのですが、ジョッキーズクラブ金杯でシガーに15馬身差で負けています。

シガーは、芝で活躍したパレスミュージックの仔ということもあり、1994年の10月まで芝レースを中心に使われていました。しかし11戦して1勝と全く結果がでずにダートレースに転向します。1994年の10月にアケダクトでアローワンスのマイル戦に出走し、スタート直後から猛烈なハイペースで競り合いながらも半マイルあたりから後続を突き放し8馬身差で勝利します。続くNYRAマイルH(G1)ではG1を5勝している古豪のデヴィルヒズデューを7馬身差で千切り捨てるという信じられないようなパフォーマンスを発揮します。

年が明けて1995年、シガーの初戦はガルフストリームのアローワンスになります。スタート直後から先手を奪い調教のような感じで危なげなく勝利します。続くドンHでは前年の年度代表馬のホーリーブルと対戦します。ホーリーブルが断然の1番人気に支持され、シガーは離れた2番人気に支持されます。スタート直後にシガーが先頭に立ちますが、ホーリブルが外から馬体を合わせてきます。名勝負の予感が漂いますが半マイル手前で突然ホーリブルがレースを中止してしまいます。シガーはホーリブルの失速後も速いラップを刻みながら直線で後続を突き放し5馬身差で勝利します。もしホーリブルが怪我をしていなかったらどうなっていたのか興味のあるところですが、さすがにその後のシガーの凄まじい戦績を見るとホーリブルが勝ってたという人は少ないように思われます。

ドンHの時点ではファンはまだシガーの強さに半信半疑だったようで、ホーリブルが出走していたにしても単勝オッズが5倍もついていましたが、さすがに次走のガルフストリームパークHになると圧倒的な1番人気に支持されます。このレースも全く危なげなく7馬身差で圧勝し、ガルフストリームパークH以降は引退まで全てのレースで1番人気に支持されることになります。

ガルフストリームHを圧勝した後オークローンHに出走し、前年のBCクラシック覇者コンサーンと激突し、外から並びかけようとするコンサーンを全く問題にせず直線で突き放して勝利します。その後、ピムリコスペシャルも全く危なげなく逃げ切り勝利し、続くマサチューセッツHも3コーナーあたりから捲くりあがり4馬身差で楽勝、ハリウッドゴールドカップでは速いペースにも関わらず半マイル過ぎた辺りから先頭に立ち押し切り勝利、ウッドワードSでも半マイル辺りから動きだし早め先頭で押し切りと、無人の野を行くが如く勝ち続けます。

ウッドワードSの勝利後、シガーはジョッキークラブ金杯に出走し、その年のケンタッキーダービー、ベルモントSを制したサンダーガルチと対戦します。スタート直後に2番手につけたサンダーガルチを外から終始マークする形でレースを進めます。まだ若い3歳馬にはさすがに堪えたようでサンダーガルチは直線手前で失速し、逆にシガーは直線入り口で先頭に立ち早々とセーフティーリードを作って押し切ります。

ほとんど敵なしの状態でシガーは1995年のブリーダーズカップクラシックを迎えます。ここでも圧倒的1番人気に支持され、3コーナーあたりから手綱を抑えたまま捲くり上がり、直線で先頭に立ち危なげなく勝利します。この時点で前年からの連勝は12に伸び、その後連勝は16まで伸びますが、残念ながら17連勝を目指した翌年のパシフィッククラシックで連勝が止まることになってしまいます。

Cigar(シガー)のレース
1995年 BCクラシック(G1) ベルモント 2000m
48.1   1:12.1   1:35.3   1:59.2
ベイヤー指数:117
1着:Cigar(シガー) 1:59.2
2着:L’Carriere(エルカリアー) 2 1/2馬身
3着:Unaccounted For(アンアカウンテッドフォー) 1馬身

断然1番人気にシガーが支持され、離れた2番人気にホイットニーHの勝馬アウアカウンディッドフォー、3番人気にエクリプスS、インターナショナルSとG1二連勝中のイギリスのホーリングが支持されます。ゲートが開きスタースタンダードが先手を奪い、平均ペースでレースが流れます。シガーは先頭を見る形で3番手を追走します。レースは3角あたりから激しく動きだします。3番手を追走していたシガーが手綱を抑えたまま捲くりあがり先頭に立ちます。後続に2馬身の差をつけたまま、シガーが先頭で直線に向かいます。結局直線でもシガーの脚色は衰えることなく、エルカリアーに2 1/2馬身差をつけて勝利します。ラップ、タイム、レース内容ともに見事なレースでした。

1995年 ジョッキークラブ金杯(G1) ベルモント 2000m
48.0   1:11.2   1:36.0   2:01.1
ベイヤー指数:111
1着:Cigar(シガー) 2:00.3
2着:Unaccounted For(アンアカウンテッドフォー) 1馬身
3着:Star Standard(スタースタンダード) 9 3/4馬身

1995年のジョッキークラブ金杯はシガーと、3歳牡馬のサンダーガルチの対戦に注目が集まりました。大方はシガーの勝利と見ていたようでシガーが圧倒的人気に支持されます。ゲートが開き、スタースタンダードが先手を奪い、サンダーガルチは直後の2番手を追走します。そのすぐ外にサンダーガルチと馬体を合わせる形でシガーが3番手を追走します。現役の古馬最強馬に並ばれて走るのは、さすがに3歳牡馬にはきつかったようでサンダーガルチは直線手前で失速してしまいます。サンダーガルチを競りつぶした後、シガーは逃げねばるスタースタンダードを抜き去り、アンアカウンデッドフォーの追撃を凌いで1馬身差で勝利します。

1995年 ウッドワードS(G1) ベルモント 1800m
45.4   1:09.3   1:33.4   1:47.0
ベイヤー指数:111
1着:Cigar(シガー) 1:47.0
2着:Star Standard(スタースタンダード) 2 3/4馬身
3着:Golden Larch(ゴールデンローチ) 3馬身
1995年 ハリウッドゴールドカップ(G1) ハリウッド 2000m
45.3   1:09.2   1:34.0   1:59.2
ベイヤー指数:118
1着:Cigar(シガー) 1:59.2
2着:Tinners Way(ティナーズウェイ) 3 1/2馬身
3着:Tossofthecoin(トスオフザコイン) 頭差
1995年 マサチューセッツH サフォークダウンズ 1800m
47.1   1:10.2   1:35.1   1:48.3
ベイヤー指数:117
1着:Cigar(シガー) 1:48.3
2着:Poor But Honest(プアーバットアネスト) 4馬身
3着:Double Calvados(ダブルカルバドス) 5 1/2馬身
1995年 ピムリコスペシャルH ピムリコ 1900m
48.0   1:11.2   1:35.1   1:53.3
ベイヤー指数:114
1着:Cigar(シガー) 1:53.3
2着:Devil His Due(デビルヒズデュー) 2 1/4馬身
3着:Concern(コンサーン) 2 3/4馬身
1995年 オークローンH(G1) オークローン 1800m
46.2   1:10.4   1:35.2   1:47.1
ベイヤー指数:121
1着:Cigar(シガー) 1:47.1
2着:Silver Goblin(シルバーゴブリン) 2 1/2馬身
3着:Concern(コンサーン) 4馬身
1995年 ガルフストリームパークH(G1) ガルフストリーム 2000m
47.2   1:11.4   1:36.4   2:02.4
ベイヤー指数:116
1着:Cigar(シガー) 2:02.4
2着:Pride Of Burkaan(プライドオブバルカン) 7 1/2馬身
3着:Mahogany Hall(マホガニーホール) 1馬身
1995年 ドンH(G1) ガルフストリーム 1800m
46.2   1:10.4   1:36.3   1:49.3
ベイヤー指数:114
1着:Cigar(シガー) 1:49.3
2着:Primitive Hall(プリミティヴホール) 5 1/2馬身
3着:Bonus Money(ボーナスマネー) 2馬身
競争中止:Holy Bull(ホーリブル)

前年の年度代表馬ホーリブルとシガーの対戦になります。ホーリブルが圧倒的1番人気に推され、シガーは離れた2番手に支持されます。ゲートが開きシガーが先手を奪います。ホーリブルも外からシガーに並ぶように追走します。半マイル付近で突然ホーリブルが失速しレースを中止します。ホーリブル失速後もシガーが先頭でレースを引っ張り、直線だけで後続を5 1/2馬身突き放して勝利します。

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