2008年エクリプス賞、Horse of the Year(年度代表馬)、Curlin(カーリン)

Curlin(カーリン) 4才牡馬

馬主:Jess Jackson Padua Stable George Bolton Midnight Cry Stable
調教師:Steven Asmussen
生産者:Fares Farm Inc(ケンタッキー州.アメリカ)
父:Smart Strike(スマートストライク) 母:Sherriffs Deputy(Mr.prospector)
Curlin(カーリン)の2008年の成績
10月25日 BC Classic.-G1 サンタアニタ 4着 Albarado R J
9月27日 Jockey Club Gold Cup.-G1 ベルモント 1着 Albarado R J
8月30日 Woodward Stakes-G1 サラトガ 1着 Albarado R J
7月12日 Man O’ War Stakes-G1 ベルモント(芝) 2着 Albarado R J
6月14日 Stephen Foster Handicap-G1 チャーチルダウン 1着 Albarado R J
3月29日 Dubai World Cup-G1 ナド・アルシバ 1着 Albarado R J
2月28日 Jaguar Trophy ナド・アルシバ 1着 Albarado R J

2008年の年度代表馬は、ドバイワールドカップを制したカーリン、無敗でBCレディースクラシックを制したゼニヤッタ、2冠馬ビッグブラウンが候補になりましたが、カーリンが240票中153票を獲得して年度代表馬に選出されました。カーリンは引退レースでこそ4着に破れましたが、ドバイワールドカップを圧勝し、ウッドワードS.、ジョッキーズクラブ金杯を制していますので、年度表馬に恥じない成績だったと思います。

特に、この年のカーリンのドバイワールドカップの勝ち方は尋常ではありませんでした。直線入り口で、持ったままであっという間に前の馬たちを抜き去り、後は一方的に差をつけるだけのレースでした。レース直後、おそらく他の陣営はこんな馬に勝てるはずがないと思ったことでしょう。それぐらいの圧巻のレースぶりでした。

ドバイから帰国してスティーブンフォスターHを圧勝した後、凱旋門賞に向けて芝適正を確認するため、芝レースのマンノウォーSに出走しました。残念ながらBCターフの勝ち馬Red Rocks(レッドロックス)に突き放され、差を縮めることができずに2着に敗れてしまいます。マンノウォーSのレース内容としては、道中は離れた後方でうまく折り合い、直線でも長くいい脚を使っていたのですが、筋肉ムキムキの巨体ということもあり切れる脚はないようで、一瞬で勝馬に離されてしまいました。、陣営も芝適正はないと判断して凱旋門は断念したようです。

その後はダート路線に戻り、ウッドワードS、ジョッキーズクラブ金杯を勝ち、オールウェザーでのBCクラシックに向かいますが、直線早めに先頭にたつも次々に後ろの馬に交わされて4着でした。カーリンは全馬バテバテになって最後の2ハロンが25秒ぐらいかかるダートレースでは無類の強さを発揮しましたが、他馬も脚色に余裕のあり、最後の2ハロンを23秒台で上がってくるオールウェザーや芝レースはあまり向いていなかったような気がします。

Curlin(カーリン)のレース映像
2008年 BCクラシック サンタアニタ  オールウェザー2000m
47.3   1:11.3   1:35.2   1:59.1
ベイヤー指数:106
1着:Raven’s pass(レイヴンズパス) 1:59.1
2着:Henrythenavigator(ヘンリーザナヴィゲーター) 1 3/4馬身
3着:Tiago(ティアゴ) 3/4馬身
4着:Curlin(カーリン) 3/4馬身

日本から参戦のカジノドライヴが淀みないペースでレースを引っ張り、カーリンは先頭から離れた8番手を追走、さらにその3馬身ほど後方を勝馬レイヴンズパスが追走。3角からカーリンが一気に外から捲りあがって直線で先頭に立ちますが、カーリンをマークするような形でいっしょに捲りあがってきたレイヴンズパスが直線入り口で並ぶ間もなくカーリンを抜き去って先頭に立ち、そのまま1着でゴール。最後の1ハロンが23.9秒ですから完全にオールウェザーの適正差がでたレースだったようです。1着、2着が芝専門に走ってきた馬で、3着がオールウェザー中心に走ってきた馬でした。賛否両論あるオールウェザーですが、個人的にBCをオールウェザー競馬場で開催するのは反対です。ダート専門の馬が走るレースがなくなるからです。

2008年 ジョッキーズクラブ金杯 ベルモント 2000m
48.3   1:13.0   1:36.3   2:01.4
ベイヤー指数:111
1着:Curlin(カーリン) 2:01.4
2着:Wanderin Boy(ワンダリンボーイ) 3/4馬身
3着:Merchant Marine(マーチャントマリーン) 3 3/4馬身
2008年 ウッドワードS. サラトガ 1800m
46.1   1:09.3   1:35.1   1:49.1
ベイヤー指数:112
1着:Curlin(カーリン) 1:49.1
2着:Past the Point(パストザポイント) 1 1/4馬身
3着:Wanderin Boy(ワンダリンボーイ) 1 1/2馬身
2008年 Man O’ War S. ベルモント 芝2200m
47.3   1:11.4   1:35.4   2:12.3
ベイヤー指数:104
1着:Red Rocks(レッドロックス) 2:12.3
2着:Curlin(カーリン) 2馬身
3着:Better Talk Now(ベタートークナウ) 1/2馬身

凱旋門賞を秋のレース候補に選んでいた陣営はカーリンの芝適正をみるために、マンノウォーSにカーリンを出走させました。前半からSudan(スーダン)とMission Approved(ミッションアプルーヴド)が激しい先行争いをし、最初の2ハロンが22.7秒というとんでもないペースになります。レッドロックスは先頭から10馬身ほど離れた位置を進み、カーリンはレッドロックスからさらに4馬身ほど離れた位置を追走し、4コーナーでカーリンはレッドロックスの外に出し、脚色、手ごたえからカーリンが勝つかのように見えましたが、あっという間にレッドロックスに抜け出され、並ぶこともできずに2着でした。結論から言いますと芝適正はあまりなかったように思われます。結局、この敗戦によりカーリンは凱旋門賞を断念してBCクラシックに出走するこになります。

2008年 スティーヴンフォスターH. チャーチルダウン 1800m
49.1   1:13.2   1:37.1   1:49.3
ベイヤー指数:110
1着:Curlin(カーリン) 1:49.3
2着:Einstein(アインシュタイン) 4 1/4馬身
3着:Barcola(バーコラ) 鼻差
2008年 ドバイワールドカップ. ナド・アルシバ 2000m
1着:Curlin(カーリン) 2:00.3
2着:Asiatic Boy(アジアティックボーイ) 7 3/4馬身
3着:Well Armed(ウェルアームド) クビ差

ゲートが開きWell Armed(ウェルアームド)が逃げ、すぐ後ろにAsiatic Boy(アジアティックボーイ)が追走し、カーリンはこの2頭を外からマークする形で追走します。直線入り口でウェルアームド、アジアティックボーイが仕掛けますが、その外をカーリンが持ったまま2頭に並び掛け、騎手が軽く仕掛けるとあっという間に抜き去り、後は独走状態でした。後ろの馬達がもがく様に走ってるのとは対象的に、悠々とゴール板を抜けました。タイムも優秀で、とにかく強いの一言です。個人的にドバイワールドカップ史上、最も強い勝ち方だったように思われます。

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