2004年エクリプス賞、Horse of the Year(年度代表馬)、Ghost Zapper(ゴーストザッパー)

Ghost Zapper(ゴーストザッパー) 4才牡馬

馬主:ストロナック・ステーブル
調教師:ロバート・フランケル
生産者:アデナスプリングズ
父:Awesome Again(オーサムアゲイン) 母:Baby Zip(Relaunch)
Ghost Zapper(ゴーストザッパー)の2004年の成績
10月30日 BC Classic.-G1 ローンスターパーク 1着 Castellano J J
9月11日 Woodward Stakes-G1 ベルモント 1着 Castellano J J
8月6日 Philip H. Iselin Stakes-G3 モンマスパーク 1着 Castellano J J
7月4日 Tom Fool H.-G2 ベルモント 1着 Castellano J J

2004年のエクリプス賞はBCクラシックを1番人気で制したゴーストザッパーが274票中174票を獲得して年度代表馬に選出されました。尚、スマーティージョンズの獲得票は95票でした。アメリカ競馬で、この年ほど内容の濃い年はそうはないのではないでしょうか。前年のBCクラシック覇者プレザントリーパーフェクトと、同レース2着のメダグリアドローのドバイワールドカップでの名勝負。無敗の2冠馬、スマーティージョンズの3冠挑戦。ウッドワードSで2004年の年度代表馬ゴーストザッパーと2005年に年度代表馬になるセイントリアムの死闘。翌年のドバイワールドカップ覇者になるロージズインメイに、ゴーストザッパーが3馬身差をつけてのBCクラシック制覇などがありました。

2004年は多くの名馬たちが活躍した年でしたが、ゴーストザッパーが2004年の年度代表馬に選出されたことに異論を唱える人はほとんどいないのではないでしょうか。ゴーストザッパーはこの年にわずか4戦、G1は2勝しかしていません。例年ならばBCクラシックの勝利があっても年度代表馬に選出されるのは難しかったと思いますが、ゴーストザッパーの走りは人々に強い印象を残すものばかりでした。

2004年のゴーストザッパーの初戦は7ハロンのトムフールHでした。直線手前で先頭に立ち余裕をもっての圧勝で、タイムは1分20秒2と強烈な時計を記録しました。続く9ハロンのフィリップHアイズリンBCHでは始めてのマイル以上のレースでしたが、2番手を追走し早め先頭に立つと後は突き放す一方で10馬身差の圧勝をします。この後、ウッドワードSに出走しますが、ここでも強烈なレースをします。解説者が悲鳴を上げるような猛ラップで逃げるセイントリアムを終始並んでマークし、最後は頭差で競りつぶします。この後、ゴーストザッパーは2004年の年度代表馬に、セイントリアムは2005年の年度代表馬に選出されることになり、この年のウッドワードSは伝説のレースとして語られることになります。

ウッドワード激闘の後、ゴーストザッパーはローンスターパークでのBCクラシックに出走します。この年のBCクラシックメンバーは豪華な顔ぶれが揃います。翌年のドバイワールドカップを制するロージズインメイ、前年のBCクラシック、その年のドバイWCを制したプレザントリーパーフェクト、一昨年の年度代表馬の女傑アゼリ、ベルモントステークスでスマーティージョーンズの3冠を阻止し、トラヴァーズステークスを制したバードストーン、前年の2冠馬、ファニーサイドと、どの馬も輝かしい戦績を持った名馬たちが集います。

ゴーストザッパーが1番人気に推され、差のない2番人気にプレザントリーパーフェクトが推されます。レースはあっさりとゴーストザッパーが先手を奪い、そのまま並ばれることなく逃げ切ってしまいます。直線で後続に差を広げるという圧勝ぶりでした。タイムは1分59秒0のBCクラシックレコードですので後続が並びかけられなかったのも無理はありません。このBCクラシック勝ちの圧勝もあり、わずか4戦しかしていないゴーストザッパーが、アメリカ競馬史上でも最も輝いた年の一つ、2004年の年度代表馬に選出されることになります。

Ghost Zapper(ゴーストザッパー)のレース映像
2004年 BCクラシック ローンスター 2000m
47.0   1:11.1   1:35.1   1:59.0
ベイヤー指数:124
1着:Ghost Zapper(ゴーストザッパー) 1:59.0
2着:Roses in May(ロージズインメイ) 3馬身
Pleasantly Perfect(プレザントリーパーフェクト) 4馬身

ゲートが開くとゴーストザッパーが内枠を利して逃げます。二番手にロージズインメイ。隊列が決まってからも2ハロンあたり24秒のラップを刻んで逃げます。結局最後の2ハロンも脚色が落ちることがなく、23.9でまとめ後続を突き放します。見た目的には全く面白みのないレースになりましたが、ゴーストザッパーの刻んだラップは23.4、23.6、24.1、24.0、23.9と、他馬が付け入る隙が全くないような見事なラップです。

2004年 ウッドワードS ベルモント 1800m
45.3   1:08.3   1:33.1   1:46.1
ベイヤー指数:114
1着:Ghost Zapper(ゴーストザッパー) 1:46.1
2着:Saint Liam(セイントリアム) 首差
3着:Bowman’s Band(ボーマンズバンド) 9 1/4馬身

2004年年度代表馬ゴーストザッパーと2005年の年度代表馬セイントリアムが、脅威のハイペースで終始競り合いのマッチレースをした伝説のレースです。眠そうに解説をしていた解説者が6ハロンのラップタイムが出ると驚いたような声を上げます。4コーナーでは二頭で大外を周り、レースなど無視して二頭で喧嘩でもしているかのような競り合いをし、最後はゴーストザッパーが首差で勝ちます。並のサラブレッドならちょっときついとすぐにレースを投げ出しますから、このようなハイペースでバテバテになりながら、ゴール板まで2頭が諦めずに競り合いをする凄いレースは滅多に目にかかれません。

2004年 フィリップHアイズリンBCH モンマスパーク 1800m
45.4   1:09.3   1:35.1   1:47.3
ベイヤー指数:128
1着:Ghost Zapper(ゴーストザッパー) 1:47.3
2着:Presidentialaffair(プレシデンシャルアフェアー) 10 3/4馬身
3着:Zoffinger(ゾフフィンガー) 21 1/4馬身
2004年 トムフールH ベルモントパーク 1400m
22.2   44.3   1:08.1   1:20.2
ベイヤー指数:120
1着:Ghost Zapper(ゴーストザッパー) 1:20.2
2着:Aggadan(アガダン) 4 1/4馬身
3着:Unforgettable Max(アンフォーゲッタブルマックス) 3 1/2馬身

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>