2011年のクラシック戦が終わりました。今年も残念ながら3冠馬は出ませんでした。毎年のことですが、アメリカ競馬の3冠の難しさを改めて実感しました。
今年の3冠は、ケンタッキーダービーをアニマルキングダム、プリークネスステークスをシャックフォード、ベルモントステークスをルーラーオンアイスとそれぞれのレースで勝ち馬が変わりました。そのなかでも、アニマルキングダムはダービー1着、プリークネス2着、ベルモントは不利があって6着と、世代ではトップの実力がありそうです。シャックルフォードはクラシックディスタンスよりも短い距離がよさそうです。ルーラーオンアイスはベルモントステークスだけしか走っていないため評価が難しいです。今後の活躍に期待します。
今年の3歳のレベルですが、あまり高くなさそうです。タイムもよくありませんし、ベイヤー指数も非常に低い数字になっています。以下に今年のクラシックレースと他のクラシックレースのベイヤー指数の比較をします。
過去20年のケンタッキーダービー勝馬の平均ベイヤー指数・・・108
過去20年のプリークネスステークス勝馬の平均ベイヤー指数・・・109
過去20年のベルモントステークス勝馬の平均ベイヤー指数・・・105
現時点でベルモントステークスのベイヤー指数はでていませんが、タイムを考えるとあまり高い数字がでるとは考えにくいです。
クラシック戦線を戦った馬たちの今後のローテですが、アニマルキングダムはアーリントンカップかハスケル招待のどちらかにすすむそうです。オーナーとしてはエクリプス賞を目標にローテーションを組むそうです。ルーラーオンアイスは全くの未定だそうです。ハスケル招待に向かうことが予想されますが、既に出走を予想している同厩のパンツオンファイアーとの兼ね合いが気になります。シャクルフォードはハスケル招待、ベルモントステークス2着のステイサースティーと3着のブリリアントスピードはジムダンディーステークスに向かうそうです。ネーロはベルモントステークスで、チップが踵に刺さってしまったそうで治療が予定され、次走は未定です。