1998年エクリプス賞、Horse of the Year(年度代表馬)、Skip Away(スキップアウェイ)

Skip Away(スキップアウェイ) 5才牡馬

馬主:Carolyn Hine
調教師:Hubert Hine
生産者:Parrish Hill Farm
父:Skip Trial(スキップトライアル) 母:Ingot Way(Diplomat Way)
Skip Away(スキップアウェイ)の1998年の成績
11月7日 Breeders’ Cup Classic-G1 チャーチルダウンズ 6着 Bailey JD
10月10日 Jockey Club Gold Cup-G1 ベルモント 3着 Bailey JD
9月19日 Woodward Stakes-G1 ベルモント 1着 Bailey JD
8月30日 Philip H. Iselin Stakes-G2 モンマス 1着 Bailey JD
6月28日 Hollywood Gold Cup-G1 ハリウッド 1着 Bailey JD
5月30日 Massachusetts H-G3 サフォークダウンズ 1着 Bailey JD
5月9日 Pimlico Special H-G1 ピムリコ 1着 Bailey JD
2月28日 Gulfstream H-G1 ガルフストリーム 1着 Bailey JD
2月7日 Donn H-G1 ガルフストリーム 1着 Bailey JD

1998年のエクリプス賞、年度代表馬はSkip Away(スキップアウェイ)が233投票中193票を獲得して選出されました。この年のスッキプアウェイの成績はG15勝を含む7連勝、前年のジョッキークラブ金杯から連勝を9つに伸ばしました。残念ながらジョッキークラブ金杯でWagon Limitに敗れて連勝が止まり、次の豪華メンバーの集まったBCクラシックでは1番人気に推されますが、Awesome Againの6着に終わってしまいます。

1998年の年度代表馬は非常に揉めたのではないかと推測されます。ケンタッキーダービー、プリークネスステークスを制して三冠に王手をかけながら鼻差で負けてしまったReal Quiet(リアルクワイエット)、そして1998年無敗でBCクラシックを制したAwesome Again(オーサムアゲイン)、8連勝を成し遂げたSkip Away(スキップアウェイ)と、どの馬の活躍も甲乙つけがたいもので投票者を非常に困らせたのはないでしょうか。結局、リアルクワイエットは古馬との対戦がない点、オーサムアゲインはBCクラシック以外のG1はホイットニーHしか制していない点などが差し引かれて、消去法でスキップアウェイが選出されたようです。前年、スキップアウェイは6馬身差でBCクラシックを制しながら年度代表馬に選出されなかった点も同情票を集める結果になったのではないでしょうか。

スキップアウェイの活躍を語る上で、1998年を通して手綱をとったJerry D. Bailey(ジュリー・ベイリー)を欠くことができません。Jerry D. Bailey(ジュリー・ベイリー)はいわゆる天才騎手です。日本でも有名なデットーリかベイリー、どちらかが世界一の騎手といわれていたぐらいの騎手です。スキップアウェイは先行して差し届かずの不完全燃焼のレースを繰り返していたのですが、ベイリーがジョッキークラブ金杯でスキップアウェイに騎乗したときに早め先頭で3角から後続を突き放す競馬をさせてから馬が生まれ変わったように強いレースをするようになりました。それ以前と以降のレースぶりが全く変わってきます。速いペースで先行して、中間スピードを緩めずに後続を突き放してそのまま押し切るレースに変化しました。

連勝しているスキップアウェイは止めようがないくらいの無類の強さを発揮しましたが、連勝が止まったジョッキークラブ金杯は馬場が緩んでいた影響もあったのかもしれませんが、別馬のように不甲斐ないレースをしてしまいます。普段なら5ハロン目あたりから先頭に踊り出て後続を突き放しにかかるのですが、ジョッキークラブ金杯では前の馬に並びかけることもできずに、ズルズルと後退していくだけでした。続くBCクラシックも1度も先頭にたつことができずに、見せ場もなく敗退してしまいます。スキップアウェイのレースは肉を切らせて骨を断つような無茶なレースぶりでしたので、力の衰えが一旦始めると顕著に現れたのかもしれません。

Skip Away(スキップアウェイ)のレース
1998年 BCクラシック チャーチルダウンズ 2000m
47.3   1:12.0   1:37.1   2:02.0
ベイヤー指数:110
1着:Awesome Again(オーサムアゲイン) 2:02.0
2着:Silver Charm(シルバーチャーム) 3/4馬身
3着:Swain(スウェイン) 首差
6着:Skip Away(スキップアウェイ) 4馬身

1998年のBCクラシックは豪華なメンバーが揃います。去年のBCクラシック覇者スキップアウェイ、前年のケンタッキーダービー、プリークネスステークスの覇者シルバーチャーム、ハスケル招待、トラヴァーズSを制したコロナドズクエスト、前年のベルモントS覇者タッチゴールド、ヨーロッパからはキングジョージを2連覇したスウェイン、1998年のベルモントS覇者ヴィクトリーギャロップ、1998年無敗で勝ち上がってきたオーサムアゲイン、前年のハリウッド金杯、パシフッククラシックを制したジェントルメン、引退後、種牡馬で有名になったアーチなど素晴らしい馬たちが出走しました。レースはコロナドズクエストが淡々とした流れで引っ張り、直線に入り、シルバーチャームが早めに先頭に立ちますが、外から差し込んできたスウェインとともに外に寄れていき、その隙に内側を真っ直ぐと駆けてきたオーサムアゲインが差しきります。

1998年 ジョッキークラブ金杯 ベルモント 2000m
46.2   1:09.3   1:34.1   2:00.3
ベイヤー指数:100
1着:Wagon Limit(ワゴンリミット) 2:00.3
2着:Gentlemen(ジェントルメン) 5 1/2馬身
3着:Skip Away(スキップアウェイ) 4 3/4馬身
1998年 ウッドワードS ベルモント 1800m
45.2   1:09..0   1:34.1   1:47.4
ベイヤー指数:119
1着:Skip Away(スキップアウェイ) 1:47.4
2着:Gentlemen(ジェントルメン) 1 3/4馬身
3着:Running Stag(ランニングスタッグ) 6馬身
1998年 フィリップHアイズリンH モンマスパーク 1800m
46.3   1:10.0   1:34.4   1:47.1
ベイヤー指数:114
1着:Skip Away(スキップアウェイ) 1:47.1
2着:Stormin Fever(ストーミンフィーバー) ハナ差
3着:Testafly(テスタフライ) 9馬身
1998年 ハリウッドゴールドカップ ハリウッドパーク 2000m
46.2   1:09.3   1:34.0   2:00.0
ベイヤー指数:117
1着:Skip Away(スキップアウェイ) 2:00.0
2着:Puerto Madero(プエトロマデロ) 1 3/4馬身
3着:Gentlemen(ジェントルメン) 1馬身
1998年 マサチューセッツH サフォークダウンズ 1800m
46.2   1:10.1   1:34.4   1:47.1
ベイヤー指数:121
1着:Skip Away(スキップアウェイ) 1:47.1
2着:Puerto Madero(プエトロマデロ) 1 3/4馬身
3着:K. J.’s Appeal(ケージェーズアピール) 4 3/4馬身
1998年 ピムリコスペシャルH ピムリコ 1900m
47.0   1:11.2   1:35.4   1:54.1
ベイヤー指数:118
1着:Skip Away(スキップアウェイ) 1:54.1
2着:Precocity(プレコシティー) 3 1/4馬身
3着:Hot Blush(ホットブラッシュ) 首差
1998年 ガルフストリームパークH ガルフストリーム 2000m
46.3   1:10.1   1:35.1   2:03.1
ベイヤー指数:114
1着:Skip Away(スキップアウェイ) 2:03.1
2着:Unruled(アンルールド) 2 1/4馬身
3着:Behrens(ベーレンズ) 1 3/4馬身
1998年 ドンH ガルフストリーム 1800m
46.3   1:10.4   1:36.2   1:50.0
ベイヤー指数:109
1着:Skip Away(スキップアウェイ) 1:50.0
2着:Unruled(アンルールド) 2 3/4馬身
3着:Sir Bear(サーベアー) 1/2馬身

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